コンピュータ象棋(シャンチー)など


画面はこんな感じ

2005年9月のComputer Olympiadの参加中にシャンチーを作ってみました。
反復深化+ハッシュで深さ6ぐらいまで探索してます(1手5秒だと終盤では8手ぐらい読めます)。
末端では1手だけ駒の取り合いを評価してます。
探索速度は23万局面/秒(評価関数を呼んだ回数)です。Pentium3-M 1.13GHz。
評価関数は落とし穴テーブルがあるだけです。




金子さんシャンチーとの最初の試合
Olympiadの期間中にGPS将棋の金子さんのプログラムと最初に対戦させた棋譜です。
金子さんの方は深さ3まで読んで静止探索が入っているとのことです。
意外と、熱戦になって面白かったです。






金子さんシャンチーとの2局目
私のほうに成った兵(自分から見て3筋)が自陣にバックする、というバグが出て残念ながら反則負けに。
しかしシャンチーの通常の棋譜の表記法は、自分の3筋の砲を水平方向に5つ動かす、みたいな
感じで、非常にコンピュータ向きではないです。兵が2つ縦に並んだ時とかはかなり面倒とのこと。






伊藤さん(電通大)との試合
続いて伊藤さんと対戦することになりました。
伊藤さんは現地で調達した三国志を模したかなり上等なシャンチーの盤を使っての対戦です。
楽勝かなーとか思ってたのですが、予想外に(失礼!)伊藤さんが強くて見事に負かされました。




リンクなど
ICGAに載っていたComputer Chinese Chessに関する論文です。
http://www.csie.ndhu.edu.tw/~sjyen/Papers/2004CCC.pdf
2004年でコンピュータは6段、人間のトップは9段。2010年までには勝つだろうと予測。
しかし今回のオリンピアドで準優勝のSHIGAってVisual Basicで書いてあるそうです。うーむ・・・。


このシャンチー再生JavaアプレットはPham Hong NguyenさんのComputer Chinese ChessのページにあったFreeのものを利用させていただいています。
コンピュータと対戦もできる優れものです。


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