ちょっとだけコンピュータチェスを


山下チェスの画面

2003年11月のComputer Olympiadの参加中にチェスを作ってみました。
将棋と同じような利きの情報を持つデータ構造を採用しています。
深さ8ぐらいまでは簡単に完全探索できるようです。
探索速度は37万局面/秒(評価関数を呼んだ回数でなく内部ノードを呼んだ回数です)
AthlonXP 2100+(1.73GHz)で。
評価関数は落とし穴テーブルがあるくらいです。末端では取り合い評価を入れています。
まだ、キャスリングとアンパッサンは指せません。

棚瀬チェスとの最初の試合
Olympiadの期間中に棚瀬さんのプログラムと最初に対戦させた棋譜です。
深さ5までお互いに完全探索で読んでいます。
これは残念ながらプログラムエラーで途中で終わってます。
棋譜を並べてみる 2003年11月27日
ちなみに画面はこんな感じです。

棚瀬チェスとの最後の試合
唯一勝負がまともについた最終試合。こちらはお互い深さ6まで完全探索。
見事にやられました。
棋譜を並べてみる 2003年11月28日

K-CHESSの試合
柿木さんのPC98で動くDOSのプログラムをPC-9821Xn(Pentium 90MHz)のWin95上で動かして
対戦させてみました。結果は王手王手の千日手の引き分け。こちらは5手読み。
棋譜を並べてみる 2003年12月18日

Fritz8の試合
調子に乗ってFritz8とも対戦させてみました。Fritzは深さを6に固定でこちらも6手探索。
Fritzは深さ6固定でも最大17手ぐらい読んでいます。しかも0.1秒程度しか考えません。
アセンブラで書かれているそうですが、探索速度もCrafty並に速いです。
AthlonXP 2100+(1.73GHz)で70万局面/秒ぐらいを読みます。
で結果は・・・完敗。かるくひねられました。さすがはカスパロフに勝つだけのことはありますね。
棋譜を並べてみる 2003年12月19日


Chessの棋譜再生JavaアプレットはMyChess.comを利用させていただいています。
CraftyをWinboardで動かすには岩野さんの チェス対局ソフト「Crafty」の導入をご覧下さい。


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