彩について
彩の特徴
・現在(2004/01/13)の棋力、推定11級。世界ランキングは13位ぐらい?。
・SGF形式(世界共通)の棋譜の読み込み、書き込み可。(単純な形式のみ)
・IG1形式(NIFTY-Serve 囲碁フォーラムで使用されている)の棋譜の読み込み、書き込み可。
・通信対局(SGMP)が可能。

彩の簡単な解説。探索速度など

19路では4手から5手。9路盤では5手から6手を読みます。 評価関数を呼ぶ速さは19路で200-300局面/秒、9路盤で500-600局面/秒です。 評価関数内部で呼ばれる石の捕獲探索の速度は380,000局面/秒です。 (数値はPentium3M 1.13GHz ThinkPad X24において) 評価関数は石(連)の捕獲探索と、切られても殺せるか、を判定する探索を含みます。 石(群)の死活、眼型認識は探索をせず形だけで判断しています。 手の生成は単純な石の形(一間、桂馬、伸び、ハネ、二間、大桂馬)から 抽出されます。それと評価関数から計算された逃げ出す位置や接続できる場所、 眼型の急所、連の殺す、生きる場所です。 弱くて、大きい石の周囲の手ほど、仮評価が大きくなります。 生成する手の数には深さ1,2,3,4,...ごとに50手、20手、10手、10手、・・・と 制限をつけています。 初手と2手目だけは盤面全体から探索し、深さ3以上では今までに探索中に打たれた 石の近くと、直前の手によって弱くなった石の周辺にだけ生成しています。 これらの手法は河龍一さんの「Haruka」に関する資料を主に参考にしています。 http://www.hiroshima-pu.ac.jp/~sasaki/cgf/journal/vol5/vol5-4.pdf 以下は昔の情報 連の死活判定を行い、2眼持っているかどうか、生きている群に接続しているかどうかで群の死活判定を行う。 1手を打つのに300局面ほどを探索し、2手から4手のαβ法で指し手を決定する。 死活は9手先まで読み、シチョウのみ部分的に18手先まで延長して読んでいる。 候補手の生成は、双方の確定地の境界に打つようにしている。相手の、又は自分の確定地には打たない。 その他に、死活に絡む手を幾つかピックアップしている。 現在は候補手の数は初手で40手程。2手目で4手程度である。 ・欠け目の判断 欠け目の判断は比較的簡単です。そこが自分の陣地だ、とした場合、 そのななめ周囲の4マスに、2つ以上相手の石があればそこは欠け目、となります。 +●+ ●+● +●+ 下の2つはいずれも欠け目です。 ○●+ ●+● +●○ ○●○ ●+● +●+ もし、盤の端にある場合は、相手の石が1つ以上で欠け目になります。 +++ ○●+ ●−● 眼型の判断の時には欠け目は除かねばなりません。下の図は4目ありそうですが 欠け目にされているので3目中手で死んでしまいます。 +++++| ○○●●●● +●−−−・ 稀な例外として、欠け目同士がぐるっと連絡して欠け目でなくなる形があります。 が、これは無視していいでしょう。 ABCDEFGH 1・●●●−●○− 2●○○○●●○+ 3●○+○○●○+ 4●●○+○●○+ 5○●●○○●○+ 6○○●●●●○+ 7|○○○○○○+ 8|+++++++ ・連と連との連結。  もっとも確実な連結はコスミの関係です。 +○ ○+ この形です。どちらかの空点に石を打たれたとしても、もう片方に打てば繋がります。 これを一般化すると、「呼吸点を2ヶ所以上共有する連は完全に接続している」、と言えます。 ●+● ●+● これもそうですね。この形を「たけふ」と呼びます。ただし、例外もあります。 +○+    +A+ ○+● ---> B+● +○+    +C+ この形で真ん中に打たれると、上の白石と下の白石の連結は怪しくなります。 つまり、Aの連とBの連が連絡していて、Bの連とCの連が連絡していてもAとCの連結は確実ではない、ということです。 同様な連結として、完全に生きている群と2ヶ所以上呼吸点を共有するならば生き、と言えます。 「見合い」の概念ですね。 +○++++○+ +○●●●●○+ +○+●●+○+ ●●○○○○●● 主な成績 主な成績 ・第2回FOST杯(1996年9月) 16位(19チーム中) ・第3回FOST杯(1997年8月) 8位(41チーム中)運良くA級入りしたがA級で全敗。 ・第4回FOST杯(1998年8月) 19位(36チーム中)予選を抜けれず。 ・第1回CGF杯(1999年7月) 10位(28チーム中)6-3と星はまぁまぁだが海外上位は倒せず。 ・第1回ふぃご村電脳杯4位。1997年4月 ・第2回ふぃご村電脳杯2位。1997年7月 ・第3回ふぃご村電脳杯2位。1999年5月

ふぃご村電脳杯結果表
NIFTY-Serveの囲碁フォーラム(GO FIGOM)の8番会議室で囲碁プログラム同士のリーグ戦が行われています。

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|           第1回ふぃご村電脳杯結果表         1997年4月         |
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|               |GOR |MUT |TAK |BIW |TWI |AYA | 勝−敗−A  順位 |
・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・
|1.GORO(GOR)|*** | ○ | ○ | ○ | × | × | 3−2−9   2  |
|2.睦月    (MUT)| × |*** | ○ | ○ | ○ | ○ | 4−1−8   1  |
|3.卓ちゃん(TAK)| × | × |*** | ○ | ○ | ○ | 3−2−5   3  |
|4.琵琶子  (BIW)| × | × | × |*** | ○ | ○ | 2−3−3   5  |
|5.対碁    (TWI)| ○ | × | × | × |*** | × | 1−4−3   6  |
|6.彩      (AYA)| ○ | × | × | × | ○ |*** | 2−3−4   4  |
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                                           A:負かした相手の勝ち数


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|           第2回ふぃご村電脳杯最終結果表    1997年7月         |
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|               |MUT |GOR |TAK |AYA |BIW |TWI | 勝−敗−A  順位 |
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|1.睦月    (MUT)|*** | × | ○ | × | ○ | ○ | 3−2−4   3  |
|2.GORO(GOR)| ○ |*** | ○ | ○ | × | ○ | 4−1−8   1  |
|3.卓ちゃん(TAK)| × | × |*** | × | ○ | ○ | 2−3−2   5  |
|4.彩      (AYA)| ○ | × | ○ |*** | ○ | ○ | 4−1−7   2  |
|5.琵琶子  (BIW)| × | ○ | × | × |*** | ○ | 2−3−4   4  |
|6.対碁    (TWI)| × | × | × | × | × |*** | 0−5−0   6  |
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                                           A:負かした相手の勝ち数
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